本稿では、Fiioのヘッドホンアンプ「K3es」のレビューをお届けします。
特徴
- ESS製高性能DACチップ「ES9038Q2M」を搭載
- 最大384kHz/32bitのPCMデータおよび11.2MHzのDSDデータの再生に対応
- 特注仕様のヘッドホン駆動専用オペアンプ「OPA926」を採用し、高S/N、低ノイズ、大出力を実現
- ギャング・エラーを一掃した革新的な電子ボリュームを搭載
- 3.5mmシングルエンド出力端子とフルバランス構成のヘッドホンアンプ部による2.5mmバランス出力端子を搭載
- 2段階のゲイン調整機能およびBass Boost機能を搭載
- 電源フィルターおよび過電圧防止機能付きのUSB Type-C端子を搭載
- USB Audio Class切り替え機能を搭載
- 光デジタル出力および同軸デジタル出力を搭載し、DDCとしても利用可能
ファーストインプレッション
本体はとても小さく、またパワフルな音。操作性などもシンプルで機能を優先したデザイン。音質はフラットでつなげている機材の性能を引き出す感じ。cca c12でもホワイトノイズは入らない。シンプルの製品だが筆者は完ぺきに使いこなせそうにない。
外観
サイズ
幅×高さ×奥行 70.2×58×22㎜
入力端子とボタン類
- USB-C
- 電源兼ボリュームノブ
- BASS調整スイッチ
- UAC切り替えスイッチ
出力端子
スペック
電源 | USB Type-Cバスパワー(5V500mA) |
---|---|
DACチップ | ESS ES9038Q2M |
入力対応サンプリングレート | 384kHz/32bit、DSD256(ASIOネイティブ) |
入力端子 | USB Type-C |
出力対応サンプリングレート | RCA同軸:PCM192kHz/32bit, DSD64(DOP出力) |
TOS光:96kHz/32bit | |
USB Audio Class | UAC1.0 /UAC2.0 |
USB レシーバーチップ | XMOS XUF208 |
対応USB ドライバー | ASIO/KS/DS/WASAPI/DOP |
ゲイン切換 | ロー/ハイ2段階 |
バスブースト | 0/+6dB |
駆動オペアンプ | OPA926 x 2 |
音量調節 | A/D変換方式 |
出力1(3.5mm シングルエンド) | 220mW (16Ω負荷時) |
120mW (32Ω負荷時) | |
出力2(2.5mm 4極バランス) | 344mW (16Ω負荷時) |
200mW (32Ω負荷時) | |
ライン出力レベル | 2.0Vrms |
対応インピーダンス | 16Ω〜150Ω |
S/N比 | 120dB以上 |
THD+N | 0.002%以下 |
周波数特性 | 20Hz-80kHz |
RGB インジケーター | サンプリング周波48kHz以下のPCM – 青 |
サンプリング周波48kHz以上のPCM – 黄 | |
DSDフォーマット – 緑 |
感想
とても使いやすく、ノイズも入らなくてパワフルな音量。操作性も非常にシンプルで分かりやすい。2.5㎜接続は3.5㎜よりも細かい音まで鳴らしてくれる。サンプリングレートが非常に高いため音質めっちゃいいと思い買ったが筆者の耳ではわからなかった。
残念なポイント
付属で滑り止めがついてくるが、そこまで動かした覚えがないがとてもずれている。
筆者は音をよくするために買ったが後々switchを購入しAg03のようにmixしたかったが本製品ではできない。また、収録や配信も後々考えていたので筆者の場合はAg03を買ったほうが幸せになれた(Ag03をDACとしても使えサンプリングレートは192khzもあるため)
以上、FiioのK3esのレビューでした。